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Geminiアプリ、チャットの中でスライドや表を作って直せるように

Googleが2026年10月29日、Geminiアプリのチャット内でスライド・表・文書・PDF・コードを生成し、その場で編集できる機能を追加。対応形式とWeb版・モバイル版の違いを公式発表から確認する。

ノートに手書きでメモを取りながら、隣でノートパソコンを操作している人の手元の写真(イメージ写真)

イメージ写真 記事の内容を撮影したものではありません。Photo by William Fortunato on Pexels

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Geminiに企画や文章を相談していて、話がまとまった瞬間に「これ、そのまま資料にできたらいいのに」と思ったことはないだろうか。これまでは、チャットの答えを別のアプリにコピーして、スライドや表の形に整え直す作業が要った。

Googleは2026年10月29日、この手間を飛ばせる機能をGeminiアプリに追加した。チャットの中でスライド・表・文書・PDF・コードを生成し、その場でプレビューしながら直接編集できる(Google Workspace Updates)。どこまでチャットの中で完結し、どこから別の操作が要るのかを、公式発表で確かめた。

チャットの中で何を作れるのか

Googleの発表では、Geminiアプリのチャットから次を生成できるとしている(Google Workspace Updates)。

  • スライド: アウトラインとスライド内容を作成し、チャット内でレイアウトをプレビューできる。直接編集だけでなく、トーンや構成の調整もGeminiに依頼できる
  • スプレッドシート: プロンプトから構造化されたトラッカー、表、データモデルを生成できる
  • 文書・PDF・LaTeX・Markdown・TXT: 下書きをすばやく作成し、チャット内または全画面表示で手動・プロンプトのどちらでも編集できる
  • コード

「資料を作って」と頼めば終わり、という単純な話ではない。スライドなら「トーンをもっとカジュアルにして」のような調整まで頼める。では、頼んだあとチャットの中でどこまで手を加えられるのか。

どこまでチャットの中で直せるか

生成されたファイルは、まずチャットの吹き出しの中にプレビュー表示される。そこから全画面表示に切り替えると、文字を直接打ち込んで編集できる。さらに、文書中の気になる一文を選択して「ここを直して」とGeminiに頼むこともできる(Google Workspace Updates)。

たとえば、友人との集まりの幹事を任されて、Geminiに「会場候補と当日の進行をスライドにまとめて」と頼んだとする。チャットの返事と一緒にスライドの下書きが吹き出しの中に現れ、そのまま全画面にすれば文字を打ち直せる。「会場候補の説明が長い」と感じたら、その段落を選んで「ここを3行に縮めて」と頼めば、ページ全体を作り直させずに該当箇所だけ直る。

自分は発表を読む前、Geminiが作るのはあくまで下書きで、仕上げは別アプリに任せる前提だろうと予想していた。だが実際の手順は、生成からチャット内プレビュー、全画面編集、部分選択しての修正依頼まで、一連の流れがすべてチャットの中で完結する設計になっている。コピー&ペーストで別アプリに移す作業は、仕上がったあとの持ち出しの段階まで要らない。

直した結果はどこに残るのか。スライドならGoogleスライドで開くか、PPTX・PDFでダウンロードできる。文書やPDFは、作成した場でGoogleドライブへアップロードできる(Google Workspace Updates)。チャットの中の一時的な下書きのまま終わらせず、普段使っているアプリやファイルの形へそのまま渡せる。

ここまでは、パソコンでもスマホでも同じようにできるのだろうか。

スマホでも同じようにできるのか

たとえば出先でスマホのGeminiアプリに「進行表を表にして」と頼んだとする。チャットの返事は返ってくるが、実はこの操作自体がスマホでは完結しない。

Googleの発表は、対応環境をファイル形式ごとに分けている。PDFのプレビューと編集はWeb版・モバイル版の両方に対応する。一方、文書・スプレッドシート・スライド・Markdown・TXT・コードは、Web版のみの対応だ。この区分は公式発表に明記されている(Google Workspace Updates)。

ファイル形式Web版モバイル版
PDF生成・プレビュー・編集とも対応生成・プレビュー・編集とも対応
文書・スプレッドシート・スライド・Markdown・TXT・コード生成・プレビュー・編集とも対応非対応

この「Web版のみ」は、編集だけでなく生成とプレビューも含めた範囲を指している。つまりスマホのGeminiアプリでこの機能を使えるのはPDFだけで、表やスライドを作りたいときは、最初からパソコンでWeb版のGeminiを開く必要がある。出先でスマホから頼んで、パソコンに戻ってから続きを直す、という使い方はできない。この違いを踏まえると、そもそも今日から使えるのは誰なのか。

今日から誰が使えるのか

対象は、Google Workspaceの顧客、Workspace Individualの契約者、個人のGoogleアカウント利用者の3者だ。Geminiアプリが提供されているすべての言語で、すでに利用できる(Google Workspace Updates)。この機能専用の管理者向けオン・オフ設定はなく、Geminiアプリ自体の利用可否は組織のヘルプセンターの案内に従う。

まとめ

Geminiアプリは2026年10月29日から、チャットの中でスライド・表・文書・PDF・コードを生成し、その場で編集できるようになった。プレビューから全画面編集、部分選択しての修正依頼まで、チャットを出ずに完結する。仕上げた結果はGoogleスライド・スプレッドシートで開く、PPTX・PDFでダウンロードする、Googleドライブへアップロードする、のいずれかで持ち出せる。

対応環境はファイル形式で分かれていて、スマホのGeminiアプリで生成からプレビュー、編集まで使えるのはPDFだけだ。表やスライド、文書を作るときは、最初からパソコンでWeb版を開く必要がある。相談から資料の完成まで一気に進めたい人は、まずパソコンのWeb版で試すと、この機能の範囲を一通り確かめやすい。

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