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HomePod mini 2は曲の色に合わせて光るスピーカーになった

Appleの新型HomePod mini 2は、再生中の曲の写真に合わせ本体上部が光る「サウンドグロー」を搭載。24,800円・10月30日発売で日本でも買え、Apple TV 4Kとの4台サラウンドにも初対応した。

イメージ写真。オレンジ色の球形スマートスピーカーの上部が、青い光で丸く光っている。

イメージ写真 記事の内容を撮影したものではありません。Photo by Robert So on Pexels

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Appleが2026年10月13日(現地時間)にニューヨークで開いたイベントのニュースを見て、新しいスマートホーム機器に心を動かされた人もいるだろう。目玉として報じられたのは、7インチの画面を備えた新型のスマートホームハブ「Apple HomeView」だ。自分もそのつもりで記事を読み進めたが、日本での販売予定はないという一文に行き当たり、肩すかしを食らった。ITmediaの報道によれば、この日Appleが発表した4製品のうち、日本で予約を受け付けているのは2製品だけだという。では、日本で実際に買えるのはどれで、何が新しくなったのか。

日本で買えるのはこの2つ

今回Appleが発表したのは次の4製品だ。ITmediaの報道は、このうち日本で予約を受け付けたのはApple TV 4K(第4世代)とHomePod mini 2の2つだけだと伝えている。

  • Apple HomeView(新型スマートホームハブ): 日本での販売予定なし
  • Apple TV 4K(第4世代): 日本でも発売。11月13日・49,800円
  • HomePod mini 2(新型スマートスピーカー): 日本でも発売。10月30日・24,800円
  • Apple Home Collection(スマートロック・カメラ等): 日本での販売予定なし。米国・カナダ・英国のみ

HomeViewが日本で買えない理由は、新しいSiri「Siri AI」の対応地域にある。Apple公式発表によると、Siri AIは米国・オーストラリア・カナダ・インド・ニュージーランド・シンガポール・南アフリカ・英国の8カ国でしか使えない。HomeViewはこのSiri AIが中核の機能で、日本語にはまだ対応していない。LG Electronicsなどと共同開発したスマートホームアクセサリ群「Apple Home Collection」も、今のところ米国・カナダ・英国のみでの販売だ。

残る2つのうち、Apple TV 4K(第4世代)は映像を映すセットトップボックスで、使い道を説明するまでもないだろう。一方のHomePod mini 2は、見た目こそ従来のHomePod miniとほぼ同じ小型スピーカーだが、中身にはこれまでになかった機能が加わった。

曲の色に合わせて光るサウンドグロー

HomePod mini 2は、Apple公式発表によると価格24,800円(税込)、2026年10月30日発売。カラーはピンク・グリーン・ブルー・ホワイト・ミッドナイトの5色で、予約受付は発表日の10月13日から始まっている。心臓部にはApple Watchと同系統の「S10」チップを積み、曲をリアルタイムで分析してダイナミックレンジや音量、音響性能を最適化するという。

ここまでは順当な刷新に見えるが、見た目が一番変わったのは本体の上部だ。Apple公式発表は新機能「サウンドグロー」を説明している。「HomePod miniの上部が、低音と高音にリアルタイムで反応し、音楽に合わせて明るくなったり点滅したりするビジュアルキャンバスになる」という。自分はスマートスピーカーの光というと、音声認識中や待機中といった機器の状態を示すだけのものだと思い込んでいた。

サウンドグローが変えたのはそこで、「再生中」の曲のアルバムアートワークに合わせて、曲ごとに色そのものが変わる。予想していたより、ずっと踏み込んだ使い方だった。雨の音のようなサウンドスケープを選べば、それに合わせた雰囲気のアニメーションも表示できるという。

曲が替わるたびに本体の光る色も変わる、というこの体験を声だけで呼び出すには条件がある。Apple公式発表の脚注は条件をこう明記している。「サウンドグローの音声コントロールを利用するには、最新のソフトウェアを搭載し、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneが必要です」。光ること自体は本体だけで起きるが、声で操作する部分は対応するiPhoneとのペアリングが前提になる。

1台だけでも曲に合わせて表情を変える機器になったHomePod mini 2だが、複数台そろえるとどう変わるのだろうか。

初めて実現した4台サラウンド

テレビの前にスピーカーを並べてホームシアターを組もうとすると、スピーカーごとに位置や音の遅れを手動で調整する手間がつきまとう。Apple公式発表は、HomePod mini 2とApple TV 4K(第4世代)の組み合わせで、この手間を機器側に肩代わりさせる機能を明かした。「今回初めて、ユーザーはApple TV 4K(第4世代)とHomePod mini 2で4スピーカーサラウンドサウンド体験を実現することができます」。4台のスピーカーは「室内の各スピーカーの位置を賢く認識し、オーディオのタイミングとレベルを空間に合わせて自動的に調整する」という。

スピーカー側が自分の位置を認識して自動で合わせてくれるため、設置する人間が手動で遅延や音量を調整する作業が要らなくなる、というのがこの機能の意味だ。

ただし、この体験には条件がある。公式発表の脚注によれば、必要になるのは次の組み合わせだ。

  • Apple TV 4K(第4世代)1台。最新のソフトウェアを入れた状態
  • スピーカー4台。HomePod(第2世代)またはHomePod mini 2を、前方のペアと後方のペアでそれぞれ同じモデルにそろえる

HomePod mini 2を1台買っただけでは体験できず、最低でもApple TV 4K(第4世代)1台とスピーカー4台を要する、本格的な構成だ。

サラウンドは大掛かりな組み合わせが前提になるが、HomePod mini 2は1台だけでもスマートホームの窓口としての役目を持つ。

スマートホームハブとしての顔

HomePod mini 2は、ホームアプリを通じてスマートホームのハブとしても働く。Apple公式発表によれば、次のような操作を声だけで実行できる。

  • 玄関の鍵をかける
  • ガレージの扉を閉める
  • ブラインドを下げる
  • サーモスタットを調整する
  • 照明を消す

自宅にいる時だけでなく、外出先からもホームアプリ経由で同じ操作ができるという。

あわせて搭載された「サウンド認識」は、煙や一酸化炭素の警報音を聞き取り、検知するとiPhone・iPad・Apple Watchに通知を送る機能だ。ホームアプリを開けば、HomePod mini 2越しに自宅の様子を確認したり、家にいる人と会話したりもできる。もっとも、Apple自身がこの機能に注記を添えている。「危害を受けたり負傷する可能性がある環境、リスクが高い状況、緊急時ではサウンド認識に依存しないでください」。既存の火災警報器に代わる手段としては位置づけられていない。

なお、新しいHomePod miniは顔認識で来客を知らせるApple Home Collectionのビデオドアベルやカメラとも連係するとAppleは説明している。ただし前述のとおりHome Collectionは国内発売が未定のため、この連係は今の日本では試せない。

サウンドグローも4台サラウンドも、スマートホームハブとしての機能も、iPhoneやApple TVを中心に据えた家でこそ生きる作りになっている。Androidスマートフォンを使っている人には声によるサウンドグロー操作が届かず、Apple TV以外でテレビをつないでいる人にはサラウンドの恩恵もない。1台をスピーカーとして単体で使うだけなら、そうした前提は気にしなくてよい。

まとめ

Appleが2026年10月13日に発表したスマートホーム新製品のうち、日本で実際に買えるのはApple TV 4K(第4世代)とHomePod mini 2の2つだ。看板製品のHomeViewと、スマートホームアクセサリ群のApple Home Collectionは今回は対象に入っていない。

日本でも買えるHomePod mini 2は、24,800円・10月30日発売だ。再生中の曲のジャケット写真に合わせて本体上部が光る「サウンドグロー」を新たに搭載した。Apple TV 4K(第4世代)と組み合わせれば、同社として初めて4台構成のサラウンドサウンドも組める。

声によるサウンドグロー操作にはApple Intelligence対応iPhoneが要る。サラウンドにはApple TV 4K(第4世代)とスピーカー4台がそれぞれ要る。それでも1台単体で、スマートホームの声のハブとして使える製品になっている。

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