Litmus — 話題のニュースを、深く読み解く。 RSS
ガジェット

Ray-Ban Meta Audioはカメラを外し、43gと12時間駆動を得た

Metaがカメラなしのスマートグラス「Ray-Ban Meta Audio」を発表。重さ43gは最軽量、バッテリーは単体12時間・ケース込み60時間。米国は10月13日発売、日本は2027年になる。

黒縁の太いフレームの眼鏡をかけた人物。Ray-Ban Meta Audioを撮影した写真ではなく、同ジャンルのイメージ写真

イメージ写真 記事の内容を撮影したものではありません。Photo by cottonbro studio on Pexels

この記事には Amazon アソシエイトのリンクを含みます。

スマートグラスが気になっていても、丸一日かけるなら重さが気になるし、レンズがカメラ付きだと話している相手に「今、撮られているのでは」と意識されるのも気まずい。そう感じて手を出せずにいた人に向けた製品が出た。

Metaは2026年9月23日(米国時間、日本時間24日)、カメラを搭載しないスマートグラス「Ray-Ban Meta Audio」を発表した。写真も動画も撮らない代わりに、重さはMeta製スマートグラスで最も軽い43g。バッテリーは単体で12時間、付属の充電ケースを使うとさらに48時間分を追加できる。カメラを外すという1つの判断が、軽さと駆動時間の両方を押し上げていた。

カメラ付きのGen 3は何を積んでいるか

Ray-Ban Meta Audioの差分を見る前に、比較の基準になるカメラ付きモデルを押さえておく。

Metaは同じ2026年9月24日、日本でも「Ray-Ban Meta(Gen 3)」を発売した。ルックスオティカジャパンのプレスリリースによれば、12MP・3K Ultra HD対応のカメラと6マイクアレイを搭載する。価格は78,980円から(税込・参考価格、2026-09-25確認)。バッテリーは単体で最大9時間、充電ケース込みで最大48時間になる。

写真や動画をハンズフリーで撮り、Meta AIに話しかけて使う。これがRay-Ban Metaシリーズの基本形だ。この「カメラ込み」を前提にすると、Audioの数字がどれだけ外れているかが見えてくる。

カメラを外して43gと12時間駆動を得た

Ray-Ban Meta Audioの重さは43g。Meta公式ニュースルームは、これをMeta製スマートグラスの中で最も軽い数字だとしている。バッテリーも、Gen 3の単体9時間に対してAudioは単体12時間まで伸びた。この「12時間」は、公式ニュースルームが「AIアシスタントとの会話をハンズフリーで続けた場合」の数字だと明記している。音楽を再生し続けた場合の時間は、公式発表に記載がない。

036912時間Ray-Ban Meta(Gen 3): 9Ray-Ban Meta Audio: 12912Ray-Ban Meta(Gen 3)Ray-Ban Meta Audio

カメラを外せば軽くなるのは想像がつく。だが自分が意外だったのは、バッテリーまで9時間から12時間に伸びていたことだ。カメラそのものに加えて、撮影用の画像処理チップや関連回路が丸ごと無くなった分が、軽さだけでなく消費電力にも効いていた。軽さと駆動時間が同時に伸びたのは、写真も動画も撮らない設計を選んだ結果になる。

付属の充電ケースを使うと、Audioはさらに48時間分を追加でき、合計で最大60時間まで使える。軽さと駆動時間はここまで伸びたが、削ったのはカメラだけで、日々使う音声やAIの体験は変わっていないのだろうか。

カメラを外しても音声は同じか

試着したメディアの報告を見る限り、変わっていないようだ。MoguraVRの先行体験記事は、Audioを試した記者が装着した瞬間に「おお、音がいい」と反応したと伝えている。音楽・ポッドキャスト・通話・Meta AIとの会話といった体験は「既存のRay-Ban Metaシリーズと同等」だったとしている。重さについては「すっと軽くなる」というメリットを挙げていた。

カメラを外したのは、機能を間引いた廉価版を作るためではない。写真や動画を撮らないという1点だけを割り切り、残りの音声・AI体験はそのまま維持する設計だと分かる。では、この2機種は結局どちらを選べばよいのか。

Gen 3とどちらが向くか

Meta公式ニュースルームによれば、Audioの価格は349ドルから(2026-09-25確認)。予約は9月24日に始まり、出荷は2026年10月13日からになる。ここまでの数字を整理すると、次のようになる。

項目Ray-Ban Meta AudioRay-Ban Meta(Gen 3)
重さ43g(Meta製スマートグラスで最軽量)数値非公表(Gen 2より薄型化)
バッテリー(単体)最大12時間(AIアシスタント会話時)最大9時間
バッテリー(ケース込み)最大60時間非公表(プレスリリースに記載なし)
カメラ非搭載12MP、3K Ultra HD動画
価格349ドルから78,980円から(税込・参考価格)
発売米国2026年10月13日出荷開始日本2026年9月24日発売済み
日本展開2027年予定発売済み

写真・動画を撮る予定がなく、軽さと駆動時間を優先したい人にはAudioが向く。ハンズフリー撮影や、Meta AIに「これは何?」と映像を見せながら聞く使い方をしたい人には、カメラを積んだGen 3が要る。

向かない人としては、いま日本で正規に買いたい人が挙げられる。AV Watchによれば、Audioの国内展開は2027年を予定しており、価格や型番はまだ決まっていない。

まとめ

Ray-Ban Meta Audioは、カメラを搭載しないという1つの設計判断をした。その結果、重さ43g(Meta製スマートグラスで最軽量)、バッテリーは単体12時間・ケース込み60時間という数字を手に入れた。単体の駆動時間はGen 3の9時間を3割強上回る。音楽・通話・Meta AIとの会話といった日常の体験は、試着したメディアの報告によればGen 3と同等に保たれている。日本では2027年に発売予定で、米国はひと足先の2026年10月13日、349ドルから出荷が始まる。

コメント

気づきや感想をどうぞ

記事への補足や、読んで考えたことをお寄せください。個人情報や、他の人を傷つける内容の投稿はお控えください。

コメントを読み込んでいます…

    ほかの記事

    最新の記事 →