猫と暮らす部屋に空気清浄機を置こうとして、猫じゃらしや爪とぎも別に用意しなければと気づいたことはないだろうか。床に物が増えていく。
ニトリが2026年10月中旬に発売した「ペット空気清浄機 NR-201CAT」は、空気清浄機の本体に自動で動く猫じゃらしと爪とぎを組み込んだ。空気清浄機は吸って出すだけの箱、というのが自分のイメージだった。その箱に猫の遊び道具まで付いていると知って、どういう作りなのか気になった。
空気清浄機としての機能はどうなっているか
まず空気清浄機としての基本をおさえる。家電Watchの記事によると、本体下部には幅の広い吸気スリットがあり、床付近の抜け毛や大きめのホコリを取り込む。取り込んだ空気は、外側に装着する交換式のプレフィルター(3枚付属)でまず大きなゴミを受け止める。
プレフィルターを通った空気は、内側の活性炭付きHEPAクラス集じんフィルターへ進む。ここで細かいホコリを集じんし、ニオイを吸着する。
ホコリセンサーが空気の汚れに応じて風量を自動調整し、最大風量で動く「PETモード」では8畳の清浄に約13分かかる。適用床面積の目安は約21畳で、ワンルームから広めのリビングまでをカバーする数値だ。ここまでは、他社の高機能な空気清浄機とも共通する構成になる。
猫じゃらしと爪とぎはどこに付いているか
違うのはここからだ。本体底部には自動で動く猫じゃらしがあり、「猫じゃらし」ボタンを押すと15分間動作する(交換用の猫じゃらしが1個付属)。さらに本体側面には爪とぎとブラシを常設している。
つまり、床付近の抜け毛を吸い込む吸気口があるのと同じ本体の下部・側面に、猫が自分から寄ってくる仕掛けが置かれている。空気清浄機の実用部分と、猫を呼び寄せる仕掛けが同じ場所にある。この配置を見て、自分は「猫が空気清浄機を避けてしまうのを防ぐ工夫では」と想像したが、ニトリ側の説明にその理由は書かれていない。あくまで自分の見立てにとどまる。
図の下部、色を付けた面の中にだけ、縦スリット(吸気口)と丸い猫じゃらしが一緒に描かれている。空気清浄機としての実用部分と、猫のための仕掛けが別の場所に分かれていないことが、形として見える。本体サイズは27.2×27.2×55.6cm、重さ約5kg、定格消費電力36Wだ(家電Watchの記事、ニトリ公式 楽天市場店の商品ページ)。
向く人・向かない人・確認したい点
運転音はPETモードで54dB、やすみモードで23dBとされている。音に敏感な猫がいる部屋では、最大風量のPETモードを常用するより、やすみモードとの使い分けが要る。猫じゃらしと爪とぎの設置箇所はそれぞれ1カ所なので、複数の猫が同時に使いたがる多頭飼いの家庭では取り合いになりやすい。
- 向く人: 1匹飼いで部屋のスペースが限られている人、空気清浄機の置き場所を猫の遊び場にもしたい人
- 向かない人: 多頭飼いで遊具を同時に使わせたい人、PETモードの運転音を避けたい神経質な猫がいる家庭
- 買う前に確認したい点: フィルターの交換目安(約6〜8カ月)と交換用フィルターの入手性。爪とぎ部分の交換部品については、家電Watchの記事・ニトリ公式 楽天市場店のページのいずれにも記載が見当たらず、未確認のまま残る
まとめ
ニトリの「ペット空気清浄機 NR-201CAT」は、空気清浄機の吸気・フィルター構造を保ったまま、本体下部に自動で動く猫じゃらし、側面に爪とぎとブラシを常設した。吸気口のある実用部分のすぐそばに、猫が自分から寄ってくる仕掛けを置いた構造が特徴だ。適用床面積は約21畳、価格は19,900円(2026年10月中旬発売)。1匹飼いで置き場所をまとめたい人には選択肢になるが、多頭飼いでは遊具の取り合い、神経質な猫がいる家庭では運転音との相性を先に確認しておきたい。
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