テレビ裏やデスク下のタップは、一度差したら何年もそのままになる。抜き差しの手間より、置いたあとに何が起きるかで選ぶ場所だ。ここでは3個口のタップを3つ並べ、火災への備えと、設置場所への合わせやすさで見比べる。
3製品の仕様
| 項目 | サンワ TAP-AC3WN2-FPS | サンワ TAP-TSH31N2-FPS | 無印良品 MJ-JT12B |
|---|---|---|---|
| 形 | 直挿し | コード1m | タップ部のみ(ケーブル部が別) |
| 口数 | 3個口 | 3個口 | 3個口 |
| 定格 | 15A・125V(合計1500Wまで) | 15A・125V(合計1500Wまで) | 15A・125V |
| 消火シート | あり | あり | 記載なし |
| 絶縁キャップ | あり | あり | 記載なし |
| 雷ガード | 記載なし | 記載なし | なし(PC Watch) |
| 単体で使えるか | 使える | 使える | ケーブル部が要る |
| 価格(税込) | 968円 | 1,980円 | 491円 |
| 価格の確認日 | 2026-09-16 | 2026-09-16 | 2026-09-22 |
価格はいずれもメーカーと公式ストアの表示で、Amazonの実売価格ではない。サンワサプライの2製品は市場想定売価にあたる。「記載なし」は、公式ページと参照した記事にその機能の説明が見当たらなかったという意味で、機能が無いと確かめた結果ではない。雷ガードだけは、無印良品の製品についてPC Watchが無いと書いている。
発火後まで備えるならサンワサプライ
サンワサプライの「-FPS」シリーズは、内部に消火マイクロカプセル入りの板状シリコン材シート(厚み約1mm)を積んでいる。公式ページは、タップ内部の温度上昇に反応して初期消火し、外部への延焼を抑制すると説明している。絶縁キャップとホコリ防止シャッターが発火そのものを起こしにくくし、消火シートは発火したあとを受け持つ。
使用期限は約5年で、消火機能が1度でも作動したら交換が必要になる。繰り返し使える消火器ではなく、1度だけの保険にあたる。
コンセントに直接差すなら直挿しのTAP-AC3WN2-FPS、少し離れた場所に置くならコード付きのTAP-TSH31N2-FPSになる。コードは1m・2m・3m・5mから選べ、長くなるほど価格も上がる。
詳しい仕組みは サンワサプライの新型電源タップ、発火後も自動で初期消火 に書いた。
置き場所に合わせるなら無印良品
無印良品のジョイントタップは、タップ部とケーブル部を別々に選ぶ。PC Watchの記事によると、タップ部は3個口・5個口・4個口(USBポート1個口付き)・6個口(個別スイッチ付き)の4種類、ケーブル部は10cm・1m・3m・5mの4種類で、16通りの組み合わせになる。設置場所に合わせて長さと口数を決められるのが、ほかの2製品との違いになる。
ただし、火災への備えという点では並びが変わる。消火シートや絶縁キャップにあたる説明は公式ページにもPC Watchの記事にも見当たらず、雷ガード機能についてはPC Watchが無いと書いている。差しっぱなしにする前提で火災対策を重く見るなら、この点は判断の分かれ目になる。
タップ部だけでは電源タップとして使えず、ケーブル部を合わせて買う必要がある。価格を比べるときは、その分を足して考える。
組み合わせの仕組みは 無印良品「ジョイントタップ」は口数とコード長を選べる電源タップ に書いた。
選び方
- 何年も差しっぱなしにし、発火後の延焼まで抑える層が欲しい: サンワサプライの「-FPS」
- コンセントに直接差して使う: TAP-AC3WN2-FPS
- 少し離れた場所へ引きたい: TAP-TSH31N2-FPS(コード1m)
- 口数とコード長を設置場所に合わせたい、価格を抑えたい: 無印良品のジョイントタップ
どれも合計1500Wまでの定格で、ドライヤーや電気ケトルのような高出力の機器を複数まとめて使う用途には向かない。価格と在庫は変わるので、リンク先で価格・販売元・仕様表示を確認してから選んでほしい。