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折りたたみのiPhone Duoは254g、Pro Maxとほぼ同じ重さ

Appleの折りたたみiPhone「iPhone Duo」は画面を10層に分けて折り目の圧力を逃がす。重さは254gでPro Maxとの差は5g。12万5,000円高い分で増えるのは7.6インチの内側画面だ。

iPhone Duoの重さ254gと、iPhone 18 Pro Maxの249gがほぼ同じ長さの棒になっている横棒グラフ

この記事には Amazon アソシエイトのリンクを含みます。

折りたたみスマホの売り場で、画面の真ん中にうっすら跡が入った端末を見たことがある人は多いはずだ。2026年9月10日、Appleが初めての折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表した。あの「折り目」問題を、Appleはどう扱ったのか。答えを先に言うと、画面を1枚の板ではなく10層に分け、層どうしを少しずつずらして曲げることで圧力を逃がす構造にした。そして発表された数字を見ていくと、もう1つ意外な事実に行き当たる。重さが、折りたたまない現行モデルとほとんど変わらないのだ。

10月23日に70以上の地域で発売

iPhone Duoは2026年10月16日午後9時に予約受付が始まり、10月23日に発売される。Apple Newsroom価格はApple公式ストアの表示で次のとおりだ。いずれも税込で、2026年9月12日にApple公式ページで確認した。Apple「iPhone Duo」

  • 256GB: 364,800円
  • 512GB: 399,800円
  • 1TB: 469,800円
  • 2TB: 574,800円

発売地域は日本を含む70以上の国と地域で、カラーはスターホワイトとナイトスカイの2色になる。Apple Newsroom

256GBの価格だけを見ても、iPhone 18 Pro Max(Apple公式ストアで239,800円・税込、2026年9月12日確認)より12万5,000円高い。この差で何が手に入るのかは後の節で見る。まず、Appleが折り目をどう扱ったのかを見ていく。

1枚の板を曲げると圧力が集中する

紙を1枚、きつく折ってみるとわかる。折った場所にはくっきりとした跡がつき、開いても完全には消えない。1枚の板を無理に曲げると、外側の面は伸ばされ、内側の面は縮められる方向に力がかかり、その力が同じ場所に集中するからだ。折りたたみスマホの画面も同じ理屈で、1枚のフィルムを曲げれば、曲げた場所に圧力が集中して跡が残りやすい。

これは他社の折りたたみ機でも共通する課題で、Appleが折りたたみiPhoneを何年も出さなかった理由の1つとして報じられてきた。iPhone Duoでは、この「1枚の板を曲げる」という前提そのものを変えている。

画面を10層に分けて圧力を逃がす

紙を1枚曲げると鋭い折り目ができる。だが、何枚か重ねた紙の束をゆるく曲げてみると、様子が変わる。束の外側にある紙は内側の紙より少しだけ余分に距離を進む必要があるので、紙どうしがわずかにずれて重なり合う。1枚1枚は緩やかに曲がるだけで、束全体としては鋭い折り目を作らずに曲がる。

1枚の板を折ると iPhone Duoの 表示面(10層)

この図はApple公式ページの説明に基づく図解で、実機の分解や検証結果ではない。左の「紙を1枚折る」は理解のための比喩で、iPhone Duoの実物の断面ではない。図から分かるのは構造上の違いだ。1枚構造では折り目に鋭い屈曲が1点に集中するのに対し、10層構造では層どうしが水平にずれながら曲がることで、屈曲が1点に集中しない。

Appleの説明によれば、iPhone Duoのインナーディスプレイはこの発想に近い。構成は「10層の極薄レイヤー」だという。折りたたむときは「目に見えない透明な接着剤によってディスプレイの層がなめらかに滑るので、圧力がかかったりよれが発生するのを最小限に抑えられます」としている。Apple「iPhone Duo」1枚の板を曲げる代わりに、層ごとに少しずつ動きを逃がす構造だ。

この構造を積んで、重さや厚みはどうなったのか。

重さはPro Maxとの差5g

ヒンジや2枚のバッテリーを積む分、折りたたみスマホは同世代の通常モデルより重くなりやすい。iPhone Duoの公式の仕様を、Pro Maxと並べてみる。

項目iPhone Duo(閉じた状態)iPhone 18 Pro Max
重さ254g249g
厚さ11.3mm8.75mm
前面の画面5.4インチ6.9インチ
価格(256GB・税込)364,800円239,800円

Apple「iPhone Duo - 技術仕様」と「iPhone 18 Pro - 技術仕様」の数値。iPhone Duoは開いても閉じても254gで変わらない。

重さの差は5gだ。チタニウムのフレーム、2つに分かれたバッテリー、そして10層のディスプレイを詰め込んだ結果としては、意外なほど小さい差だ。一方で閉じたときの厚さは11.3mmで、Pro Maxの8.75mmより2.55mm厚い。重さでは並んだが、厚みでは差が出た。

差額で7.6インチの内側画面が増える

256GBどうしで比べると、iPhone DuoはiPhone 18 Pro Maxより12万5,000円高い。重さはほぼ同じなので、この差額で何が変わるかは、重さ以外の項目で見ることになる。

増えるのは、開いたときに使える7.6インチの内側画面だ。Pro Maxの画面は6.9インチなので、開けばそれより大きい画面で資料や動画を見られる。反対に、閉じたまま使う前面の画面は5.4インチで、Pro Maxより1.5インチ小さい。厚さも前の節のとおり2.55mm増える。重さは変えずに、閉じたときの画面の大きさと薄さを手放し、開いたときの大画面を12万5,000円で手に入れる、という比較になる。

向く人・向かない人

iPhone Duoは「デュアルeSIM(2つのアクティブなeSIM、保存できるeSIMは8つ以上)」の設計で、物理的なSIMカードには対応しない。Apple「iPhone Duo - 技術仕様」ふだん使う回線がeSIMに対応していれば影響はない。ただし、物理SIMでの運用を前提にしている格安SIMや海外用のプリペイドSIMを使っている場合は、乗り換え前に対応状況を確認したほうがいい。

大きな内側の画面(7.6インチ)を広げて資料を見比べたり、動画とメッセージを同時に表示したりする使い方に魅力を感じる人には向く。閉じたときの画面の大きさや薄さを重視する人には、前面6.9インチ・厚さ8.75mmのPro Maxが合う。折り目の見え方は、10月23日の発売後に店頭の実機で確かめられる。

まとめ

  • iPhone Duoは10月16日午後9時に予約開始、10月23日発売。価格は256GBで364,800円(税込)、対象地域は日本を含む70以上の国と地域になる
  • 折りたたみ特有の「折り目」問題に対し、Appleはインナーディスプレイを10層に分け、層どうしをずらして曲げることで圧力を逃がす構造を採ったと説明している。発売後は店頭の実機で折り目の見え方を確かめられる
  • 重さは254gで、iPhone 18 Pro Max(249g)との差は5g。一方で閉じたときの厚さは11.3mmとPro Maxより2.55mm厚い
  • 256GBどうしの価格差は12万5,000円。その差で増えるのは開いたときの7.6インチの画面で、閉じたときの前面画面は5.4インチとPro Max(6.9インチ)より小さくなる
  • SIMはeSIM専用で、2つのeSIMを同時に使える

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