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エストポリス伝記I&IIが2027年に復活、文章は漢字表記へ作り直される

SFC時代の名作RPG2作をまとめた復刻版がPS5・Switch 2・Switch・Steamで2027年発売予定。ひらがな中心だった文章を漢字表記へ作り直す変更を、タイトー公式ページの発表から確認した。

神社の奉納板に、寄進者の名前が漢字でびっしりと刻まれている木製の板

イメージ写真 記事の内容を撮影したものではありません。Photo by M B on Pexels

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「エストポリス」という単語が、2026年9月21日の朝にYahoo!リアルタイム検索のトレンド1位に急浮上した。スーパーファミコンで遊んだ、あるいは名前だけ聞いたことがあるという人も多いだろう『エストポリス伝記』が、2027年に現行機で復活する。タイトーが同日、公式サイトで発表した。舞台はPS5・Nintendo Switch 2・Nintendo Switch・Steam(タイトー公式)。文章は、当時ひらがなが中心だった表記から、漢字を使った形に作り直される。

いつどこで遊べるようになるか

タイトー公式ページによると、対応機種はNintendo Switch 2・Nintendo Switch・PlayStation 5・PC(Steam)の4つ。発売時期は「2027年」とだけ示されていて、月日はまだ決まっていない(タイトー公式)。発表は2026年9月21日1:00から配信された「PC Gaming Show Tokyo Direct 2026」で行われた(電撃オンライン)。

発売元はタイトー、開発協力はレトロタイトルの復刻を手がけるスウェーデンのClearRiverGamesだ。Steamのストアページもすでに公開されている。発売元TAITOの表記とともに、日本語を含む8言語対応が案内されている(Steam)。

I&IIはどんな2作をまとめたものか

『エストポリス伝記I&II』は、1993年発売の『エストポリス伝記』と1995年発売の『エストポリス伝記II』の2作をセットにした復刻版だ。タイトー公式ページの説明では、第I部は「勇者マキシムの血を引く主人公と仲間たちが、四狂神に立ち向かう」物語。第II部は「勇者マキシムが地上を救う者となる」物語となっている(タイトー公式)。

開発はどちらもネバーランドカンパニーで、シナリオは宮田正英氏、音楽は塩生康範氏が手がけた(ja.wikipedia)。『II』の楽曲は今も支持が厚く、2025年2月8日の30周年記念コンサートでも演奏されている(電撃オンライン)。

発売順と物語の時系列が逆になっている

ここが、当時このシリーズを特別なものにしていた仕掛けだ。『I』は1993年、『II』は1995年に発売されたが、物語の中で先に起きるのは『II』の出来事になる。

『I』のゲームを始めると、いきなりレベルが最大の勇者マキシム一行(『II』の主人公たちの成れの果て)を操作し、四狂神との最終決戦を戦うところから始まる。その結末を知った状態で、画面は100年後へ切り替わる。そこからマキシムの子孫を主人公とする本編が始まる仕組みだ(電撃オンライン)。

英語版Wikipediaの『Lufia & the Fortress of Doom』の記述も、同じ流れを伝えている。開始直後にこの最終決戦を体験し、その後平和が90年続き、実際の物語はさらに9年後から始まるという内容だ(en.wikipedia)。発売順とは逆に、物語は99年前の最終決戦から始まっている。

つまり『I』は、自分の続編にあたる『II』の結末を先に見せてしまうオープニングを持っていた。2年後に発売された『II』は、その結末に至るまでの99年前の戦いを、丸ごと1本のゲームとして描いた作品になる。「I&II」というタイトルだけ見ると、単に2本を詰め合わせただけの復刻に見えるかもしれない。実際には、先に結末を見せてから、その経緯を後から辿らせるという時系列の仕掛けごと遊べるセットになっている。

何が新しく作り直されるのか

タイトー公式ページが挙げている変更点は2つある。ひとつはドット絵のグラフィックを保持すること、もうひとつはシナリオの全面的な漢字化だ。公式ページ自身が「スーパーファミコン版ではひらがなが主流だった」と明記している。当時ひらがな中心だった文章を、今回の復刻では漢字表記に作り直す(タイトー公式)。このほか「遊びやすさを向上させる機能追加」もあるとされるが、具体的な機能名までは公式ページに書かれていない。

対応言語は、地域ごとの版で3段階に分かれている。

対応言語
日本版日本語・英語
アジア版日本語・英語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語
欧米版日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語

Steam版はこの全言語に対応する(タイトー公式)。シリーズ企画者でシナリオを手がけた宮田正英氏はコメントで、四半世紀以上前の作品に今も届く声援を「ゲーム制作者冥利に尽きる」と表現している(タイトー公式)。

遊ぶ前に確認したいこと

現時点でタイトー公式ページに載っていないのは、価格・CERO区分・発売の月日だ。価格は「未定」、CEROは「審査予定」とだけ示されており、体験版や予約開始日についての案内もまだない(タイトー公式)。対応機種はSwitch 2・Switch・PS5・Steamの4つと分かっている。どの機種で遊ぶかは今のうちに決められるが、価格を含めた購入判断は続報を待つことになる。

『エストポリス伝記』というトレンドの急浮上は、単なる新作発表ではなかった。発売順と物語の時系列を入れ替えた30年以上前の仕掛けごと、2027年に現行機へ戻ってくるという知らせだ。まず遊べる機種を絞り込み、価格とCERO区分が発表され次第、購入を検討すればよい。

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