スマホでモンスターハンターの新作が出ると聞いて、いつ遊べるのか調べている人も多いはずだ。答えは2026年10月29日(木)、iOS/Androidで基本プレイ無料(PR TIMES)。ただし、いつものシリーズをそのままスマホに移しただけではない。狩る前に広いフィールドを飛び回る手段が加わり、狩る相手自体も一筋縄ではいかなくなっている。
いつ・どこで遊べるか
『モンスターハンターアウトランダーズ』の基本情報は次のとおりだ(4Gamer.net)。
- 配信開始日: 2026年10月29日(木)
- 対応機種: iOS(App Store)、Android(Google Play)
- 価格: 基本プレイ無料(アイテム課金あり)
タイトル自体は2024年11月に発表され、そこから2026年9月まで計3回のクローズドベータテストを重ねてきた(AUTOMATON)。今月開催された東京ゲームショウ2026では、後述する新モンスターの狩猟を体験できる試遊版も出展されている。公式サイトでは事前登録を受付中だ(モンスターハンターアウトランダーズ公式サイト)。
作っているのはカプコンではない
ここで気になるのが、開発元だ。「モンハンのスマホ版」と聞くと、カプコンが自社で移植したように思えるが、実際の開発元はTiMi Studio Group。中国Tencent Gamesの子会社で、カプコンはライセンスを供与する立場になる(PR TIMES)。
この体制は建前だけではないらしい。東京ゲームショウでのプロデューサーインタビューで、カプコンの関野亮央氏は新モンスターの監修についてコメントしている。「『モンスターハンター』シリーズ作品に登場する古龍であるという部分にはすごくこだわって」進めたという(ファミ通.com)。開発の主導権はTiMi Studio Groupにありつつ、シリーズとしての一貫性はカプコン側が監修で担保する、という役割分担だと分かる。自分はここで一度止まった。据置機・PC版のナンバリング作品はカプコンの自社開発で、スマホ版だけ体制が違うとは、タイトル名だけを見ていて気づかなかった。
開発体制が分かったところで、次に気になるのは中身だ。据置機のシリーズと同じ「狩る」ゲームなのか、それともスマホ向けに大きく作り替えられているのか。
狩るだけでなく飛んで探索する
公式サイトは本作を「モンスターハンター」のオープンワールドサバイバルゲームと位置づける(ASCII.jp)。クエストを受けてモンスターを狩り、素材を集めて装備を強化するという骨格はシリーズ共通のままだ。そこに、森林・沼地・砂漠がシームレスに繋がった広いフィールドの探索が加わる。
この探索を支えるのが、素材から作るクラフト装備だ。木材や鉱石を集めてストーリー進行で得られる「発明ポイント」を消費すると、フィールドに設置できる道具が使えるようになる。なかでも移動用の道具が独特で、「ブロワー」という設置物が上昇気流を起こし、その気流に乗ってグライダーで滑空する。ジップラインやカタパルトも移動手段として使えるという。
据置機のシリーズにも、ワイヤーで移動するアクションはある。ただし気流を自分で発生させてから飛ぶという二段構えの移動は、スマホ版で新しく加わった仕組みだ。狩るだけでなく、まず飛ぶための足場を自分で作ってから探索する、という手順がこのゲームの骨格に組み込まれている。
広いフィールドを飛び回れるようになったとして、その先で出会うモンスター自体には何か変化があるのだろうか。
環境で豹変するモンスター「融光種」
ここが、公式発表を追っていて一番引っかかった点だった。本作のフィールド「アイソレシア島」には、島固有の鉱石「融石」の影響を受けて外見と能力が変化したモンスターがいる。公式Xはこれを「融光種」と呼ぶ。「攻撃性や攻撃能力の増加、さらには狩猟の最中に狂暴化するなど危険な変化が潜んでいます」と説明している(公式X @MHO_Japan)。
据置機シリーズにも、被弾やスタミナ切れで攻撃的になる「怒り状態」はある。融光種はそれとは別の層の変化だ。個体そのものが環境の影響を受けて、通常種とは違う紫がかった外見に変わり、攻撃性そのものが底上げされた状態で戦闘に入ってくる。つまり、同じフィールドの同じ種類のモンスターでも、融石の影響を受けているかどうかで、その日の狩りの難度自体が変わるということになる。
今回発表された新オリジナル古龍「ルガ・エアルダ」も、この融光種の一種にあたる。雷を帯びた翼を持ち、翼を大剣のように振りかぶる攻撃や大地を揺るがす攻撃を持つ(4Gamer.net)。デザインコンセプトについて、TiMi Studio Groupのプロデューサー黄冬氏は「金色の鎧をまとった聖騎士(パラディン)」と説明する。ランスで突くような攻撃や盾で防御するような動きで、統一性を持たせたという(ファミ通.com)。東京ゲームショウでの試遊者からは「なかなか手強く、何度も挑みたくなるようなモンスター」という評価も出ている(4Gamer.net)。
移動の仕組みと、狩る相手の仕組み。両方が「いつものモンハン」から一段変わっていると分かったところで、残るは実際に遊び始める前の確認事項だ。
遊ぶ前に確認したいこと
遊び始める前に押さえておきたい点は、次の2つだ。
- 課金: 基本プレイ無料だが、アイテム課金がある(4Gamer.net)。事前登録の特典は、本稿の時点で公式からの詳細発表がまだない
- 武器の扱い: クローズドベータのレビューによると、自分が操作する主人公は狩猟中でなければ手持ちの武器種をいつでも切り替えられる。一方、パーティに加える仲間の冒険者キャラクターは、それぞれ固有の武器種しか装備できない(ファミ通.com)
1人のキャラクターで武器を持ち替える据置機シリーズの感覚とは、編成の考え方が少し違う。
まとめ
『モンスターハンターアウトランダーズ』は2026年10月29日、iOS/Androidで基本プレイ無料のサービスを開始する。開発はTencent Games子会社のTiMi Studio Groupで、カプコンはシリーズとしての一貫性を監修する立場だ。狩猟の骨格はシリーズ共通のまま、ブロワーとグライダーによる空の移動、環境の影響で豹変する「融光種」というモンスターの新しい分類が加わる。事前登録は公式サイトで受付中で、10月29日の配信開始に向けて今から準備できる。
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